演劇集団円 『コネマラの骸骨 』@ステージ円

作:マーティン・マクドナー 訳:芦沢みどり 演出:森新太郎 美術:奥村泰彦 照明:佐々木真喜子 音響:藤田赤目
キャスト:山乃廣美 石住昭彦 吉見一豊 戎哲史


快作!面白かった!あの狭いステージ円でシーンが2つできると思わなかった!と思ったら美術はMONOの奥村さんだ−!すごーい!
ストーリーも二転三転、キャストも面白いし−!マクドナーってこんなおもしろだったのか!前に長塚圭史がやったのは、そんなにオモシロ要素なかった気がするが。
バカ兄弟の弟が最初「ん〜こういうバカって、イギリス人ならいそうな気がする…」と脳内転換しながら見ないとなかなかついていけなかったが途中から気にならなくなる。なんたって吉見さんのバカ兄弟兄が最初から面白すぎる!
ビンゴ大会の習慣のこととか知らないとちょいと難しいかもしれないが、そりゃあ翻訳物なら仕方ないと割り切って見るしかないねえ。パンフで解説してあげてもいいけどねえ。


山乃さんの隣のばあさんもすごくいいし何がいいって「人って別に文節で息を吸うわけじゃないよね」って見てて気づいたのだが、言いたいことだけべらべらと言って、息が続かなくなると吸う感じ?あれいいなあ〜。
石住さんの役も、ただ世捨て人なんじゃないところが生々しくてよかった。墓場でバカ弟をからかうところとか。戻ってきてバカ弟とバカになるところとか。
いやいやもうちょっと大勢に見せてあげたいお芝居でした。