「獏のゆりかご」@紀伊國屋ホール

亀ちゃんからのお花

ある動物園の一日を、飼育員らと彼らと関わる部外者数名で描く。
作・演出が青木豪という、「劇団円」の研究所出身、今は「グリンゴ」という劇団を主宰しているらしく、今回はシス・カンパニーが彼に頼んでの書き下ろし。


私のお目当てはもちろん(ある意味)天才・安田顕
すごい!このカンパニーは安田さんのおいしいところをすごーく上手に引き出してくれてた。
何あのメッシュのタンクトップ(笑)。無意味に乳首や割れた腹筋が見えてるし(笑)
今時ヨシキかぶれで飼育員にヨシキ呼ばわりされる男の役。
また汚い金髪にして縛ってましたよ。どこからエクステかわかんないけど。
安田さんのダメ人間な感じ、人との距離が測れない感じ、オタク気質なんかがすんごくアクセントになってた〜〜!


他のキャラクターも思いっきり当て書きじゃないか、と思うような自然さで、それぞれの役者さんが演じていた。
すぐ「なるほど」という段田安則の役も、副園長の高橋克美の役もよかったし。
杉田かおるだけが、割と「お芝居お芝居した」演技だった気がするけど、最後の子供の話で涙ぐむところなんかはやっぱりこう、ぐっと来た。