陥人(どぽんど)@東京グローブ座

今日が初日だったらしい。初日を取ったつもりはなかったんだけど。ということはいつも以上にネタバレに気をつけないとね。
なんか直前になって森崎リーダーが東京でお芝居に出ることを知り、チケット取ってみたら取れた。しかもG列だった。入りは大丈夫なのか?と心配してみにいったが、お客は9割くらいは入ってたと思う。(2階、3階は見えなかったけど)
深沢敦さんや、元バービーボーイズの杏子、など結構業界人も来ていた。
リーダーの北海道の弟子も出てきて見てた。
安田さんは来てなかったようだ… (当たり前か)


カムカムミニキーナの松村氏の作/演出/出演。以前は(多分)カムカムの本公演?か知らないけど。以来の再演らしい。お話はヴェニスを舞台、「ヴェニスの商人」を軸に、松村氏がシェイクスピア作品を自由闊達に組み合わせて作ったオリジナル。シェークスピア初心者でもいろんな作品のエッセンスが分かる、優れたエンターテイメントであると思う。「娼婦だから許しちゃう」って台詞だけがちょっとひっかかったけど。


しょっぱな、台詞がブロックで(ひと単語とかではなく、1人の何行ものひとつづきの台詞全部が)聞こえない(多分滑舌と台詞回しのせいで意味がとれない)ところがあって、これはどうなることかと心配したが、エンジンが掛かってくるとそんなこともなかった。私はリーダーと動物電気のコバケン目当てで見に行ったが、キャリバン役の小手伸也(彼は前回も同じ役で出演)がよかった。


コバケンは、最初全然受けてなくて内心「めげるな!行け!コバケン!」とエールを送っていたが、私がエールを送るまでもなくコバケンは全速力で走り抜けていた。


リーダーは初日なのに声が枯れていた。「演技の引き出しが少ない。というか1つ大きな引き出しがあるだけだ」というけれど、毎日その大きな引き出しをすっからかんにしてくれるだろう、という感じ。周りの芸達者に助けられて。


意外だったのが山田まりや。ほとんど誰よりも滑舌がいいといってもいい。そしてダマされていたと気づく場面がとても美しかった。


シコラクス役 町田カナさんは、歌がもうちょっとうまいとなあ〜〜〜。
劇中、ずっこけたのが2カ所。町田さんの歌と、
リーダーの「見てなかったのかよ」という台詞。
すごく絶望的な場面だと思うんだけど「なかった」の「か」がイントネーションが上がってしまって(北海道弁)、残念でした。


初日ということで、松村氏がリーダーにご挨拶させた。会場のあちこちから「リーダー!」「モリー!」という声援が。やはりNACSファンが相当数来ているらしい。ということは、リーダーが出ていなかったらこのお芝居、どんだけ入らなかったんだ…? 全然見る価値あるぞ…??


どうか皆様、千秋楽までケガをせず時お元気で!リーダーの声が最後まで持ちますように!