TAJOMARU@新宿ミラノ座

中押しの舞台挨拶つき朝9:15〜の回でした。
もう公開1週間が過ぎているので、中身もばんばん書く。


まあ、評判が芳しいとは言えない本作である。週間文春ではおぐりんご本人が「最初は面白くない映画だと思った」とぶっちゃけたり、最初、子供達のシーンでは「おお〜〜ダメなニオイがぷんぷんと!」とかなり何段階も心の準備ができたからだろうか。
言うほど悪くないじゃんと思いました。


正直、地獄谷?に落ちてからはいらんと。あそこに追いついて決着つけちゃえばよかったじゃない、と思ったり、ちょいちょいあと15分くらいカットして2時間に納めればもっとよかったのにねえ〜。と思いました。
なぜ阿古姫死なないの?おぐりん落ちる途中に刀投げたのに、なんでいつのまにしょってるの?
阿古姫しょって鎖を昇るのも、その姿勢じゃおぐりんのクビが絶対締まるし!そんな不自然なことになるくらいならイラナイ。仲間の形見を身につけて戦うくだりも子供っぽい。仮面ライダー劇場版なら有りだと思うけど。別に仲間の大切さを訴える映画ちゃうやろ、と。
とにかく脚本が最後まで上がらず、あがっても現場でいろいろ悶着あったらしいし、軸がブレブレではあるぞ、と思いましたけどね。
盗賊もマジメな百姓から巻き上げ、百姓に施すんじゃそれただの自己満足ですけど何か?みたいな(笑)
全然器がでかい感じじゃなくて、せこい義賊みたいに描くのむかつくw


あれ?そんなに悪くなかったってことを書きたいのに。


そうそう、松方の映画俳優っぷりに感動!おぐりんが「今回は舞台っぽく、映像としては大きい芝居で」とか言ってたが、全然足んないよ!弘樹くらいやらないと!死ぬまでたくさんしゃべるしゃべる(笑)
いや〜〜それは置いといても、とにかくスクリーンが埋まる、スクリーンで映える人でした。


ショーケンの業の深い感じもステキだったけど、今回はなんたって松方さんでしょう。


後でまた書き足す。おかしいなあ。文句ばかり出てくるわ。


あああ… と思っていたら「紙と波」で木俣冬さんが見事に言語化してくれました。
そうそう。正直おぐりん泣きすぎなんですよ。
香川さんに教えてもらってからは自在に泣けるようになったと言ってるので、最近は泣きにハマってるのかもしれない。
「必ずお前を守る」って言葉がぺらっぺらなんだよな。うう〜ん。
ごめんなさい。「そんなに悪くない」はずに、「悪くない」要素が言葉にならない。


だけど三成については、三成は戦国武将の中において、人の気持ちを動かすことには特に興味がない役人気質の細かい、理論型の男なので
理論が破れた時はもろいのかもしれないよ… とだけフォロー。まだ見てないけど。