「昭和島ウォーカー」@東京グローブ座

ヨーロッパ企画上田誠氏作・演出。主演、井ノ原快彦。
いや〜〜。泣いた。最初ちょっとダレ気味なのか…と思ったら途中「ゲンさんが実は…」のあたりから急に化学反応が起きて面白くなり、そして最後は壮大な展開に泣いた。ジャニーズのお芝居で泣いたのは初めてだ。本で泣いた。
いのっち自身はふつーの顔してふつーにしているのだが、この人は人を巻き込んで面白がりながらこういうプロジェクトを動かしてしまう力の持ち主なのだ。
ヨーロッパ企画の俳優陣と新感線粟根さん、阿佐スパ中山祐一郎、福田転球などオモシロ部隊がその後半はぐいぐいと。以前のグローブ座舞台で違和感を感じた松本まりか嬢も今回の役はすばらしくぴったり。上田氏のアテ書きがすばらしいのだと思われる。京野ことみ嬢も、後半の「マワされる流れで〜」あたりはなかなか見せた。


得したこと。健君が見に来ていたこと。スチャダラBOSEが見に来ていたこと(だけどジャニオタはBOSEを華麗にスルー)。BOSE年取ったな。なんか私服で落語家が見に来ました、みたいな雰囲気。坊主頭が志ん生師匠みたいな風情だった。