さらに考察

富豪刑事フカキョンある意味ミスキャスト?
だってかわいくて説得力あって、嫉妬されるキャラに見えないもん。
ていうかフカキョンが悪いんじゃなくて、設定にミスがあるのか。


私は某私立大学(ちょっと金持ち&ハイソ&ミーハーイメージ、芸能人の子供とかいるような。)に通っていた。
英文科でクラスに男子は2人ほど、ほぼ無視される形でおり
女子の間にはしっかりとしたチーム分けが形成されていた。
俺ら、普通に受験で入った都立校や県立校出身のジミ&ビンボーグループ(ま、ビンボーと言っても入学金がバカ高いので、いわゆる“うちは中の上”と思ってる家庭が多い)
私立の高校などから推薦で入った、ちょっと金ありげなチーム(しかも帰国子女率高い。)
そして下(付属)上がりを中心にした天然本物お嬢様チーム。


教室では、下上がりの方々(競争力などない、のんびり屋さんが多い)を前に、
いかに自分ちが金を持ってるかの成り上がり精神全開、アピール合戦があり、
そのアピールは特に地方出身の子がすごかった。
自分が大学から入ったのは、地方の由緒ある家の出身だからとか
何か理由をつけて補完し、本物と肩を並べたがっていた。
あと海外育ちをアピールするため、教室の後ろでは英語で会話するやつとか。
(ちょっと海外で育ったヤツが、本物の海外育ちに英語で話しかけるのだが
本物はちょっと迷惑げにつきあってやってるのが印象的だった)


我々パンピーは遠くからそれを見て
「地方の成り上がりが背伸びしてるププ」とか「あれは大したことない」とか
値踏みしていた。だが嘲笑の対象になるのは、明らかに頑張っている感じのある
品が少々足りない方々で、
本物の方々には「クラス」の品格が漂い、嫉妬の対象にはならないのだ。


富豪刑事フカキョンには、明らかその「クラスの安定感」がある。
こういう女が周りにいたら、(男は分からないが)少なくとも女はパンピーの場合
ただ呆然と圧倒され、
小金持ちの場合、多少のあきらめと共に認め、あこがれを隠し持ち
さらに野心がある者なら肩を並べようとすり寄っていくはずだ。
そういう点でミニパト婦人警官2人の行動は
「わかってないね〜 男の書いたものだな〜」と感じさせたのだった。
後半の、喜んでパーティのサクラになる、ってのは大いにあるけど。


そういえば英文科では英語が喋れるってのもステータスに必要な小道具の1つになっており、
都立校卒、ビンボーで当然留学経験などない体育会系のおれがリーディングのクラスで
鼻にかかったアメリカ英語を喋った時、教室がざわめきに包まれたのだった(笑 
思い出したよ。
俺はカセットデッキに耳をくっつけては歌詞を書き取り、
毎日、殿下の声に合わせて歌ってただけなのに。


あ、あと本物のお嬢様はぼーっとしてるので、すり寄りって最終的にはお嬢様らを
子分みたいに従えていた成り上がりの子もいたなあ。
「野心ってすごい」と感心したものだった。


ま、おれの経験から以上のように考察したが
学習院のように「本当の本物」がいるところだとまた違うのかな。
どうなんでしょう??