酒坊っちゃん(道学先生)

@シアタートップス。

セットがまるでカクスコの流用。きっと流用。
美空ひばりが死ぬ年の話。
酒屋だけど禁酒会をやってる人たちと親を亡くして育った子供達、などなどの話。


カクスコの井之上さんは本当にステキだった…
あの落語で鍛えた、1人芝居はすばらしかった。
「こんなに注がれちゃお口で迎えに行かなくっちゃ…」
この時期になると、カクスコの芝居で聞いた井之上さんの「ジングルベル」が
聞きたくなります。
「刺さる〜 刺さる〜 ツノ刺さる〜」 ああ… あんなに笑い死にしたのに
ここまでの詩の展開が思い出せない…


ほかも上手な人たち。
あと、お話しも今まで見た中で一番新宿コマっぽいというか。人情モノで笑いあり、最後にきっちり泣かせるお話。美空ひばりの歌とびったりマッチしていた。
客層もコマっぽい、平均年齢55歳って感じだったので演出意図がバッチリはまって
あちこちですすり泣きが聞こえました。

いろんなアル中が出てきたが、中に「長嶋茂雄」と親に名づけられて
そのプレッシャーに耐えかねてアルコールに逃げるようになった人がいた。
そういう人(本名、長嶋茂雄の人)絶対リアルでいると思うけど
確かにそりゃプレッシャーだっただろうなあ。
キリスト教圏で「イエス・キリスト」と名づけられるようなものなんだろうなあ。